万葉の心を感じてみませんか?Part.18
万葉の心を感じてみませんか?
歴史と文化の街太宰府から
太宰府歴史スポーツ公園編 その12
福岡県太宰府市の土地家屋調査士松尾勝巳が提供する、近郊情報第18号です。
前回から、陶板広場の紹介を始めました。今回はその第2弾です。
今回の陶板は梅がテーマですので、3月撮影の梅の写真を提供します。本当は梅ではないかも知れませんが、梅と思って見てます。この梅かもしれないこの木は、なんと1本の木から紅い花・白い花・紅白まだらになった花が咲いています。現在、この木には2cmくらいの梅の実がなっています。大池を回ったところの、階段そばにあります。
それでは、今日の陶板の写真です。
陶板の解説です。
筑紫路に春を告げる天満宮の”飛梅”。
東風(こち)ふかば にほいおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ 作者 菅原道真(すがわらみちざね)
大宰府に流される道真の歌によって京の都から飛んできたという。
そしてもう一つ太宰府には梅の文学がある。大伴旅人(おおとものたびと)や山上憶良(やまのうえのおくら)らが集まって詠んだ梅の歌32首、「万葉集」に有名な梅花宴(ばいかのえん)である。
万葉の昔からこの地に縁の深い梅は今では市の花である。
梅花宴の歌は、このシリーズのPart4と9で取り上げました。よろしかったら、アーカイブから見て下さい。一番上に表示される矢印からも、戻ってご覧いただけます。
太宰府でもこの「飛梅」が、一番最初に咲きます。太宰府天満宮の本殿を正面に見て、右側の紅梅です。それから、あちこちの梅が開花します。まさに春を告げる梅です。道真公の歌、有名ですよね。私も知ってましたが、正直意味はよくわかりません。
ところで、太宰府天満宮にまつわる梅の思い出があります。太宰府中に勤務していたとき、天満宮で全校生徒参加のスケッチ大会がありました。ちょうど花菖蒲がきれいな頃でした。
そのとき、梅の実を神職さんや巫女さんたちが取っていました。ブルーシートを下に敷いて、棒で木を揺らしたり、はたいたりして梅の実を落として集めておられました。ブルーシートの上に、ボトボト落ちてました。これが、天満宮の梅干しになるんだと思いました。
今日の一言
先日テレビである人が、「豊かさはポケットの中ではなく、心のなかにある。」と言っておられました。飲んでいたので、誰だったか覚えていませんが、外国の方で人権問題に関わった方の言葉でした。今私のポケットの中が寂しいので、妙に心に残りました。
太宰府歴史スポーツ公園のリンクです。
グラウンドやテニスコートの利用について説明してあります。太宰府市役所のページです。
http://www.city.dazaifu.lg.jp/shougaigakushu-su/sinaisisetsuannai/rekispo.html
毎週土曜日に発行する予定でいます。
来週土曜日も、是非ご覧になって下さい。
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土地家屋調査士 松尾勝巳
TEL 092-923-0968 FAX 092-980-7326
福岡の土地家屋調査士松尾事務所の公式サイトです。
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土地家屋調査士は、表示登記・境界・測量の専門職です。
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